厳選怪談投稿集



さえさんの体験談 私は中二で霊は見える方です 中二の五月にバーベキューを友達の家でしました。 そこで、夜肝試しをしようという事になり、近くにあった廃校となった小学校に行きました。 小学校はもちろん、その周囲も全く明かりは無く、人家もありません。 その日は小学校に続く道を歩き、周りを一周して帰ってくるというものでした。 小学校の正面玄関がある方は少し明るく、特に何も起きませんでした。 しかし、反対側の方は明かりが全くなく、空気が全く違っていました…。 私は校舎を見てはいけないと思い歩きましたが、視界の隅に白く光る影を見てしまいました。 等身大の大きさでその時は形を留めていなかったのですが… 私は何故か直感的に「あぁ、女の人だな」と感じました。 その後は何もなく友達の家に着いたのですが その時から凄い寒気がして、気持ち悪くなりました。 何かが憑いてるのではと不安になり、早々に家に帰りました。 不安は的中しました。 家に帰っても気持ち悪さと吐き気は治まらず、私はお母さんに相談しました。 すると、外に出て塩で清めてこいと言われました。 正直、外に出たら戻って来れないような気がしたのですが、仕方なく外に出ました。 すると、そこで今度ははっきり女の人を見てしまいました。 玄関の影から覗くようにこちらを見ている…。 髪は長く、顔は暗いと言うか真っ黒で表情は分かりません。 慌てて塩を撒き、家に逃げ帰りました。 その日から変な事が起き始めました。 風も無いのにバッグに付けているストラップが揺れていたり… 夜、部屋の前を誰かが歩いていたり… ちゃんと閉めていたはずの押入れが朝開いていたり…。 でも、お祓いなどが頼める人はいなかったので仕方なくそのままに。 それから三ヶ月ほどが経ち、私は夏休みに入りました。 現象は少しずつ強くなってきました。 視界の隅に何かが移るようになり、それは段々と人の姿を成してきたのです。 そして、暑いお盆に入った時の事です。 その夜はいつものように眠れず、気が付けば2時を回っていました。 突然、誰かが私の隣の部屋、去年亡くなった祖父の部屋から出てきました。 足音が聞こえ、それはまぎれもなく祖父でした。 足音はゆっくりとトイレに向かい、バタンと戸が閉まる音がしました。 その後、誰もトイレから出てくる事はありませんでした。 次の日も祖父が廊下に…。 今度は何かを探るようなガサガサという音が。 そしてまた何処かへ消えていきました。 その日以降、誰かが視界に入る事も無く、廊下を歩く音もしません。 眠れなかったあの頃が嘘のように眠れます。 祖父が心配して助けてくれたのでしょうか。 今も私を見守っていてくれているような気がしてなりません。
名乗るほどの者さんの体験談 私が佐久間ダムの周りのトンネルが多い道に友人と一緒にドライブに出掛けました。 たくさんのトンネルがあり、26番目のトンネル(名前不明)に来た時です。 車がトンネルの中間で突然エンジントラブルを起こして止まってしまいました。 仕方なく懐中電灯を取り出し、車のエンジンを調べていました。 突然、友人が悲鳴を上げたので私は急いで戻ると… 友人の足を真っ白な血の気が引いている手が掴んでいました! 驚きのあまり腰が抜けそうになりました。 必死で運転席に戻り、エンジンを掛け直した時には手は消えていました…。 そして、走り始めるとすぐ、何かが挟まったような音がしました。 私は嫌々外に出ると、天井から物凄い数の手が伸びてきました。 車に戻ろうとしたのですが、私の足が何者かの手で掴まれました。 見ると、タイヤの間に女の人が挟まっていました。 慌てて手を振り解き、運転席に乗り込んで逃げるように走り出しました。 トンネルを抜けて安心した瞬間… 後部座席に乗っている友人がまた悲鳴を上げました。 車を止めて後ろを見ると、先程の女が後ろのガラスをよじ登っていました。 友人に「見るな!」と叫び、その場から逃げました…。 佐久間ダムの工事では沢山の死者が出たようです。 今もダムの壁の中には生き埋めになった人が沢山いるとの事です。
名乗るほどの者さんの体験談 夜の11時頃でした。 私は所謂「走り屋」(自称)でして、国道138号線を走らせていました。 走り屋たちの間ではまったくの無名な道路でして、一人で速く走るための練習をしていました。 翌日は朝早くから仕事があったので、早めに帰ろうと思い、自宅に向けて走っていました。 乙女峠のトンネルを越えたところで、後ろから一台のバイクが近づいてきました。 暫く車の後ろをピッタリと付いているので、急いでいるかと思い、ハザードを出しバイクを先に行かせました。 しかし、不思議な事にそのバイクは車の前に出て、ゆるやかな右カーブに差し掛かったかと思うとフワッと消えてしまいました。 まさかと思い、自分の目を疑いましたが、次の左カーブを曲がりきると、また目の前にそのバイクが現れました。 そして、物凄い衝突音と共にテールランプが消えてしまいました。 急いで車から降り、バイクを探しました。 ヘッドライトが当たっている辺り以外は、シーンっと静まり返っているだけでした。 目の前を走っていたバイクの姿はどこにもありませんでした。 気持ち悪いなと思いながら、車に戻ろうと歩き始めた時… すぐ後ろから人の気配を感じ、振り向くとバイクと人が倒れていました。 「大丈夫ですか?」と声をかけると… その人はムックリと起き上がり、無言のままバイクを起こそうとしました。 怪我はないみたいなので、車に向かって歩き始めたのですが、突然呼び止められました。 「足が見つからないのです。探してくれませんか?」 その言葉に驚いてとっさに振り向くと、そのバイクも人影もありませんでした。 急いで車に戻ってその場から逃げるように先を急ぎました。 全身が恐怖で震えていて、汗だくになっていました。 走り始めるとすぐに、近くから声のようなものが薄っすらと聞こえてきました。 そして、ゴルフ場があるあたりで、その声は後ろのほうから 「もう少し早く見つけてくれたら死なずにすんだのに・・・」と言いました。 驚いて反射的にルームミラーを見ると… 後ろの席にヘルメットの割れ目から血を流し、破れた黒いつなぎを着た男の人が座っていました。 その後は気を失っていたみたいで、翌日の朝一に通行車のクラクションで目を覚ましました。
名乗るほどの者さんの体験談 5年前の4月に単身赴任してまもなくの頃の話です。 国道18号線を軽井沢方面に向けて走っていました。 バイパスと旧道に分かれる道を旧道の方に入っていきました。 得意先に行くには旧道の方が近かったからです。 そこから急に交通量が少なくなりました。 今まで都会の明るさに慣れていた私は、山道の夜の暗さに少し戸惑っていたかもしれません。 走り始めて暫くして、ふと助手席の窓から、ガラスをノックするような音が聴こえてきました。 石かなにかが当たっているのかな?と最初は思いました。 もう一度同じ音がしてきました。 あきらかに誰かが窓をたたいているような音でした。 窓には何も当たっていないし、第一はっきりと誰か人がノックしているような音でした。 辺りの暗さとマッチして急に薄気味わるくなり、引き返そうかと思いました。 しかし、得意先に客を待たせているので、引き返すわけにもいかなくて、スピードを上げようと思いましたが… 碓氷峠はカーブの多い危険な道でスピードを上げる事も出来ずにいました。 暫くすると、また同じように今度はかなり大きな音が突然聴こえてきました。 おもわずアクセルを思い切り踏んでしまいました。 何度か軽くガードレールに車をぶつけていましたが、あまりにも怖いのでそのまま走り続けていました。 その時、前方の闇の中に人の大きさくらいの白色のふわっとしたものが見えました。 それはどんどん近づいてきました。 あわてて避けようと急ブレーキを踏んだ瞬間消えてしまいました。 いったい今のはなんだったんだろうか… でもなんともなくてよかったなと安心し、ふと左側の視界に何かが見えた気がして、見てみると… 助手席の再度ガラスから、真っ白な顔をした男が、ガラスを通してこちらを覗き込んでいました…。 そして、また気を失っていたみたいです。 同じように翌日通行車に起こされました…。
名乗るほどの者さんの体験談 そんな事があってしばらくは、何も起こらずにすみました。 しかし、また軽井沢の得意先から電話があり、すぐに来てほしいとの事でした。 私はもう二度と恐ろしい目には遭いたくなかったので、断る事も出来ずに困っていると… 前の担当者である先輩が一緒に同行してくれるとの事で、その日は先輩の運転で出掛けました。 バイパスと旧道に分かれる道を遠回りをしてもバイパスでと頼み込みましたが… 先輩はぜひお目に掛かってみたいと殆ど馬鹿にした様子で、また旧道方面に進んでいきました。 私は助手席であの時の体験がまた起きるのではないかとビクビクしていましたが、先輩はなぜか平然としていました。 丁度この辺りで白いモノが見えたと先輩に説明していたその時… 杭を打つような音が聴こえてきました。 それは近くから聞こえるのか、遠くから聞こえるのか分からない不思議な音でした。 先輩は外に出て辺りを見ていました。 そして、パタッと音が止みました。 その時、私たちの車のすぐ後ろの方から男の声が聞こえてきました。 先輩は何も聞こえてなかったみたいです。 そして、先輩が車に戻ろうと歩いてきたその時… また杭を打つ音が聴こえてきました。 そして、すぐに止み、今度は何人もの声が聞こえてきました。 口々に何かを言っているようでした。 恐怖のあまり、猛スピードでそこから逃げるように先を急ぎました。 そして、廃止された古いレンガ造りの古い鉄道のところに来た時…! 私たちの前を立ちはだかるかのような感じで、5、6人の男たちがゆらゆらと立っていました。 その時、突然先輩が目を見開いたまま苦しそうにうなり始めました。 そして、男たちが口々に何かをつぶやきながら、こっちにやってきて、車の周りを取り囲みました。 ドリンクホルダーに置いてあったジュースの中身が突然噴出しました。 私は無我夢中になり、その缶を外に投げました。 すると、一瞬にして辺りは静まり返り、先輩の金縛りも解けたようでした。 後で色々調べましたが… 横川-軽井沢間は勾配のきつい難所で、旧鉄道の工事は大変な難工事を強いられたらしいです。 そんな事があってからは、一度もここを通っていません。
名乗るほどの者さんの体験談 昭和62年の初夏のことです。 富士宮で仕事を終えた私は、国道139号線を河口湖インターに向けて車を走らせていました。 白糸の滝を過ぎるころには、辺りは薄暗くなり、小雨も降ってきました。 この辺りは気味が悪いし、早めに通り過ぎようと思っていました。 その時、男の呼ぶような声が聞こえてきました。 最初は空耳かな?と思いました。 しかし、また同じ声が今度ははっきりと聞こえてきました。 絶対に誰かがいる。 もしかしたら、樹海にさまよい込んで助けを求めているのかもしれない。 そう思いました。 今思えばあきらかにおかしいです。 車で運転中に声が聞こえるはずがないですよね。 そして、車を降りてみました。 闇に続く樹海は、とても暗くて不気味でした。 しかし、人の命には代えられないと思い、声のしたほうに向かって叫んでみました。 返事はありませんでした。 辺りの暗さといい、急に薄気味悪くなって、急いで車に戻り、先を急ぎました。 あの声はなんだったんだろう?と思いながらしばらく走ると… また同じ声が聞こえてきました。 それは、誰でもなく自分を呼んでいるような感じでした。 いったいお前は誰で何の用なんだと心の中で叫びながらスピードを上げました。 その時… ふと見たルームミラーに青白い顔をした大きな男が車の後を走って追いかけてくるのが見えました。 100キロ近くで走っている、私の車を追いかけてきていました。 怖くて無我夢中でアクセルを踏み、その場から逃げようと必死でした。 事故を起こしては大変だと頭の片隅で思いながらも、アクセルを踏み込んだ足の力を緩める事が出来ませんでした。 どれくらい走ったのか… 気がつくと目の前に赤い懐中電灯を持った男の人が飛び出してきました。 その人は警官みたいでした。 信じてもらえないだろうと思いましたが、出来事を詳しく説明しました。 すると、前の違反者も同じ事を言っていたそうです。 取り締まる側も気味が悪くて仕方無いと言っていました。 その日は納得できない気持ちで家に帰りました。 しかし、青白い男の顔が目の裏に焼きついて、なかなか眠ることが出来ませんでした…。
愛海さんの体験談 私が中学三年生の受験の時の話です。 その日はいつもより長く勉強をして、床に就いたのが2時頃でした。 とても疲れていたのですが、その日はなかなか眠れずにいました。  30分程してようやく眠くなってきた時の事です。 急に耳鳴りがしたかと思うと、今度は金縛りにあいました。 板に括り付けられ、ジェットコースターで急降下し、上下に揺られているような何とも言えない感じでした…。 その感覚がしばらく続くと、今度はお父さんの笑い声が聞こえてきました。 どこから聞こえてくるのかは分かりません。 初めは本当に笑っているのかと思いました。 しかし、よく考えてみるとこんな時間にお父さんが笑っているわけが有りません。 その事に気付いた瞬間、お父さんの笑い声はピタッと止みました。  しかし、次の瞬間、一斉に色んな人の笑い声が聞こえてきました。 老若男女の色んな笑い声が…  それは私の頭の中で波のように大音量でコダマしました。  私は心の中で必死に願いました。 早く笑い声が消えてほしいと…  しかし、その願いは叶いませんでした…  その笑い声は次第に、ひとつの笑い声になりました。 それは甲高く枯れた声でした。 まるで、老婆のような…  私は恐怖のあまりそのまま、気を失ってしまいました。  朝になって無事だったので安心しましたが… あれは、いったい何だったんでしょうか?
まおさんの体験談 今から16年程前の事です。 当時、私は仕事の関係で東京に住んでいました。 仕事で出張が多く長期出張もありました。 その中で北海道に3ヶ月出張した時の体験です。 出張時期は冬の1月〜3月で真冬です。 場所は「茶内」と言う町でした。 ここでは特に何もなかったのですが宿泊先が近くになく、茶内から車で約40分程走った所の標津町で宿を借りました。 3ヶ月滞在するので宿泊費もサービスしてもらって昼の弁当まで持たせてくれました。 この旅館はスポーツ選手や国体の選手がよく利用するそうなのですが、幸い私達が宿泊する時は団体がいない時期でした。 時に客が多い時は部屋を替わったりする事もありました。 そして、2ヶ月程滞在した頃に仕事も忙しくなり、旅館に戻るのが深夜だったり早朝なんて時もありました。 早朝だと野生の鹿が朝露を飲んでいる光景が見れたりもします。 そんなある日、深夜になった時の事でした… 旅館まで半分程の道沿いに小さな墓地があるんですが、その日は冬なのにわりと気温が高い日でした。 その墓地が見える手前200m程の所で墓地の周りに明かりが見えたんです。 時間は深夜の0時過ぎです。 この道は外灯もなく、その日は新月でしたので車のライト以外に照明はありません。 ライトを消せば漆黒の闇です。 こんな時間に墓参りでもする人がいるのかな?と思いながら車は墓地に近付いていきました。 墓地の手前50m程まで近付くと明かりがゆらゆらと漂っていました。 私は鬼火?人魂?と思い運転している同僚に 『あれ、見えるか?』 と尋ねたら 『やっぱりお前にも見えてたんだな』 と予測通りの返事、彼も私が霊感が強い事を知っています。 車が墓地の横を通過する時に人魂らしきものがふっと消えたので、 車を止めて消えた辺りを見てみると、そこには古井戸がありました。 その日はそれで終わり何もありませんでした。 人魂を見てから4日経った日の事…。 その日は仕事が早く終わり21時頃には旅館に戻りました。 戻ると団体が入っているみたいで女将さんが 『団体が入ったので部屋を大広間に移したから1日だけ我慢してね。』 と言ってきたので、私達は快く 『寝るだけだからいいですよ、気にしないでください。』 と返事をし大広間に通されました。 そこは20畳あり真ん中が襖で仕切れるようになっていました。 私と同僚は半分にして使う事にしました。 同僚が床の間がある方は嫌だと言うので、私が床の間のある方を使う事にしました。 大広間なのでTVも無く、町に出ても開いてる店が無いし… 連日深夜までの仕事で疲れも溜まっているので、その日は早く寝る事にしました。 夜中に目が覚めて時計を見ると0時を少し過ぎていました。 同僚はぐっすりと眠っているようなので起こさないようにトイレに行きました。 戻ってくると部屋に人の気配がして人影が見えたので、同僚を起こしてしまって私の部屋に来たのだと思い 『悪い、起こしてしまったみたいだな。』 と言いながら中に入ると誰もいません…。 同僚は隣でスースーと寝息をたてています。 気のせいだったのだろうと思いタバコを一服してまた眠りにつきました…。 どのくらい時間が経ったのかわかりませんが、ふと気が付くと私は見慣れない場所にいました。 川が流れていて柳が何本も川に沿って植えられていました。 時代劇でよく見る風景です。 川沿いを何気なく歩いていると、いきなり柳の中から紐のような物が落ちてきて、瞬間金縛りになりました。 身動きできないまま心の中で念を唱えていますが効き目がありません! すると、紐が生き物のように動き私の首に巻きつきました。 私は必死に金縛りを解いて逃げなければと思うのですが、どうにもできないまま木に吊るしあげられました。 もう終わりだと思っていた所… 突然、侍のような格好をした男が刀で紐を斬ってくれました。 私は助かったと思いその侍のような男に礼を言うために立ち上がろうとしました体が動きません。 まだ金縛りが解けていないのです。 もがいていると男が近寄ってきました。 とにかく男に助けを求めようとした時、男が『死ね!』と言って刀を私に振り下ろしました。 瞬間体が自由になり右手で顔を覆いましたが右腕を鋭く斬られました。 痛いと思った瞬間!私は部屋にいました…。 今のは何だったんだろう?夢か?などと考えていると、急に右腕がズキンと痛みました。 私は『まさかな・・・』と呟きながら部屋の電気を点けて、恐る恐る自分の右腕を見ると… 刃物で切ったような筋がありミミズ腫れのようになっていました。 そして急いで洗面所に行き鏡を見ると首筋にも紐で締めたような痕があり真っ赤に腫れていました。 夢?現実?タイムリープ?私は訳が分からず恐怖でパニック状態になりその後の事は覚えていません。 気が付くと朝になっていて私は布団の中でした。 私は今までの事の全てが夢だったのでは?と思い右腕を見ましたが、しっかりと痕が残っていました。 同じような事がこの先一度だけありましたが、その話はまた後日… しかし、この体験は一体何なんでしょうか? 未だに謎のままです。
すづきさんの体験談 正丸峠での話です。 免許取り立ての頃、峠を走るのにハマッてたんです。 毎晩の様に正丸峠に走りに行ってたんですが… ある日、たまたまいつものメンバーと走りはやめてドライブに行こうという話になり、 1台に男4人が詰まって出掛けました。 (本当は金がなくてガス代ケチるために1台で行動しようという事に…。) でも、やはり車好き走り好きの4人。 気が付くと峠の方へ車を走らせていました。 数カ所の峠を経由して、結局はホームである正丸峠に向かったのですが、 国道299号線を正丸トンネルの手前から上って頂上へ行くルートが走りのコース。 トンネルをくぐってから頂上へ向かうのがギャラリーの侵入コースと、暗黙のローカルルールがあったのです。 その日は、あくまでギャラリーだったので、トンネルをくぐり、頂上へと向かい、 頂上にあるレストハウスの駐車場に車を停め、下から立ち上がって来る車が S字コーナーを振り返しでドリフトして駆け登ってくる様を見ていたんです。 しばらくギャラリーしてて、メンバー全員が走りたくてムズムズしているのが分かります。 お互い、走りたい気持ちを押さえられなくなるので、早めに山を降りる事にしました。 ギャラリールートから峠を下り、国道299に合流するとすぐに通ってきた正丸トンネルがあります。 「やっぱ走りたいね」「給料入ったらガス満タンだ」などと、貧乏ったらしい会話でもり上がっていた時です。 トンネル通過中、後ろから 『カァァーーーーン』 という2ストロークエンジンの小気味良い音が聞こえてきました。 「お?ホンダか?NSR250だな、こりゃ。」 などとバイクの車種当てクイズ合戦が始まりました。 『カァァーン、カンッ、カァァーン』 ギアをシフトアップした音が確認出来ました。 仲間内では、「ギャラリーやドライブの時、1台で行動の時は無理は禁物」というセオリーがあります。 万一の時、車を牽引したり、応急修理などの対処が出来ないからです。 「とりあえず、抜かせるか。。。車種はなんだろ?」 ところが、エンジン音は聞こえるのですが、車の後ろを見ても一向にバイクは見えて来ません。 エンジン音を聞く限り、確実にバイクは近づいて来ているのですが…。 すると、突然。というか、いつエンジンが止まったのか分からないタイミングでバイクの音が消えたのです。 普通、停止したならばシフトダウンするエンジン音が聞こえるか、 Uターンするにしても、同様にシフトダウンの音が聞こえるはずです。 もしかして…事故った? いやいや、ガシャン!といった衝突音も確認してません。 気になって仕方ないので、Uターンして確認しに行こうという事になり、急いで引き返しました。 セオリーを破り、運転している先輩は一般道にも関わらず100キロ以上のスピードでトンネルを走りました。 …トンネル出口に出てしまいました。 「なんだったんだろうね、さっきのバイクは。」 さほど気にも止める事なく、再度Uターンして飯でも食いに行こうという事になり、トンネルに入りました。 なぜかスピードは90キロぐらい。 「スピード出過ぎじゃねえ?オマワリに捕まったらアウトじゃん?」 「いけね、わからないけどアクセル踏んでた。」と先輩。 そして、トンネルから出た時。 トンネル出口の左側の路肩に、バイクのツナギを着た人がポツンと立っていたのが見えたんです。 山奥の交通量のない道路です。 路肩は草が腰の高さぐらいまで生い茂って、人が入り込む様な場所ではありません。 しかも… その人… 首が無かったんです…。 そんな事を言ったら、「またまたぁ〜、怪談の季節じゃねえぜ」とか冷やかされそうだったので、黙っていました。 まあ、夜遊びの疲れから、何かの影とかそういうのが、そう見えたんじゃないかと思い込むようにしていました。 でも、やっぱりちょっと怖いので、みんなとくだらない話で騒いで気を紛らわそうと思ったんですが…。 みんな、黙り込んで会話が無くなっちゃったです。 そして、意を決した様に、1人が 「今、見ちゃいけないモンが見えちゃったんですがぁ〜。」 なんて冗談ぽく言ったんです。 そしたら、先輩も 「…おれも。」 もう一人の先輩も 「ええぇぇぇ!見たの!?」 3人が一斉に俺の顔を見ます。 「…俺も見えた。」 誰が言うでもなく、先輩がハンドルを切り、さっきの問題の場所へ引き返します。 ツナギの色、身長、格好など、見えた何かの特徴はバッチリ4人とも一致します。 ドキドキしながら、問題のトンネル入り口へ到着。 いません…。 降りて、その場所を確認しようと思ったのですが… 4人共すっかり怖じけづいていたので、そのまま引き返す事になりました。 Uターンしようとした時、トンネルの向こうから対向車の音が聞こえて来たので、 それをやり過ごしてからUターンしようと、先輩はハンドルを抱えるようにUターンする準備しています。 『カァァーーーン』 え?さっきの2ストの音? 車の中の空気が一瞬で凍りついたようになります。 会話はもちろん止まったまま。 『カァァーーーン』 心のどこかで、バイクが来るのを願っています。 『カァァーーーン』 『カァァ…』 一瞬の出来事でした。 ありえないタイミングで、バイクのエンジン音が消えたのです…。 怖くなって、みんな真っすぐ帰ったのは、いうまでもありません。 セオリー通り、いやそれ以上に安全運転で…。 後日、あの日に峠を走っている別のチームの人(交流はありませんでしたが)が 事故ってお亡くなりになったと言う事を、別の走り屋仲間から聞かせられました…。
霊感超能力者さんの体験談 私は、何処にでも居る、24歳になる娘である。 強いて言うなれば、本業の他に掛け持つ仕事に問題があるのだろうか。 本業は、神院の従業員なんですが、その私の掛け持ちの仕事と言うのが… 心霊写真の鑑定や、怪奇現象、心霊体験等の相談を受け付けている。 そう霊媒師をしています。 そんな私が今から語る事は、私の体験した出来事の一つです。 それは去年の8月、カラッと晴れ渡ったカンカン照りの午後の事でした。 私は交際して3ヶ月になる恋人とデパートへ買い物に出掛けてました。 丁度、小腹が空いてきたので、外にあったそば屋に入る事にしました。 デパート出て、彼と手を繋ぎ、そば屋に向かって歩いていました。 すると、向かう方から一人のお坊さんが歩いてきました。 そして、私の目の前で足を止めて私に、 「お嬢さん、お待ちよ。貴女様は、いくつの霊魂を体に留めたおくつもりかな?」 と、お坊さんが訊ねてきました。 「そんな馬鹿な事あるわけないだろう!」 彼がお坊さんに怒鳴りつけた。 そして、お坊さんは彼の話を無視して私に、 「三十七体の霊魂が、お嬢さんを支配しようと…。うちの寺に来なさい。私が祓ってあげえよう。」 体中が震え出してきました。 私もこの仕事をしているから、絶対ない事とは言い切れないのです。 食欲もなくなりと言うより、食事どころの話ではなくなりました。 私は彼に送ってもらい、家に帰りました。 幼い頃から今も、ずっと、毎日付けてた日記を見てゾッとしました。 「今まで私が一人で居る時に、見た心霊体験は三十五回…。」 三十七・・・三十七体の霊魂。 私自身が見た霊、全てに捕り憑かれていたのだ。 次の日、そのお寺に行きました。 30分程でお祓いは済みました。 お坊さんが、 「これで、取り祓いは出来ました。」 と穏やかな顔で話されました。 「ありがとうございました。」 と、私がお礼をした後に、耳にした言葉で一瞬、時が止まった様な気がしました。 お坊さんが、私にこう言うのです。 「お嬢さんをお守りしますから、私を体に閉じ込めなさい。」 このお坊さんは、生きた人間ではなかったのです。 ここのお寺の住職に聞くと 「昭和58年9月17日に亡くなった。この寺に働く霊媒師だったんですよ。」 それを聞き、驚きました。 その日が私の生まれた日だったからです。 そのお坊さんに私は、見守って戴いているのかなと、ふと考えながら過ごしています。
モッキーさんの体験談 もう20年近く前の話です。 その当時、実家に両親と弟を含む四人家族で生活していました。 その当時はもちろん携帯電話などなく、電話もコードレスなど無く親子電話と呼ばれる 内線も繋がるコードがついている電話がまだ主流だったと思います。 その当時、私は夜間の仕事をしており帰宅するのが、深夜2時〜3時位でした。 ある日仕事を終え帰宅すると弟が私の部屋でファミコンをしていました。 弟が私の部屋に無断で入るなどその当時ありえない事でした。 昔の話ですが、その頃は弟と私の上下関係はかなり厳しい物で、 弟は私と目をあわして話す事など出来ないほど弟の関係は酷いものでした。 その弟が無断で私の部屋に入る?考えられません。 それを見た瞬間一瞬カッ!と頭に来ましたが… 今考えるとおこらず弟に「どうした?」と声を掛けたのは、 いつもと違う事を私自身感じていたのかも知れません。 「どうした?」と弟に声を掛けましたが、弟の反応は全く無いに等しい。 その時は不思議に腹も立たなかったので、部屋に帰るように促し私も自室で眠りにつきました。 翌朝(昼頃)弟が自分の部屋に居たので、昨日の夜の事を聞いてみました。 「なんでお前俺の部屋に勝手に入ったんだ?」 すると弟の反応は想像していたのと全く違うものでした。 覚えていないのです。 弟の言い分は、私にどれだけ怒られるか考えたらとても勝手に入る事など出来ないというのです。 「ねぼけたな」と思った私は、昨日の出来事を話してやりました。 それを聞いた弟は下をうつむくように話始めました。 夜中、私が2時〜3時頃に帰ってくる頃に弟の部屋のドアを誰かが叩くのだそうです。 「ダンダン、ダンダン、ダンダン」こぶしで叩くように激しく叩き… 私が帰宅し玄関が開く音が聞こえるとその音がやむんだそうです。 そんな繰り返しが何日か続き、今度は電話がなり始めたそうです。 時間はやはり2時〜3時位、電話がなり出てみると… 「私よ、私 わからないの?」といったそうです。 初めは深夜という事もあり、弟も「だれだ!」といいながら対応していました。 しかし、「私よ、私」の繰り返しでらちがあかず、頭に来た弟は電話を叩ききりました。 その日からです同じ時間に電話が毎日なり始めました。 出ると「私よ、私、わからないの?」「だれだよ」「私よ、私、わからないの」この繰り返しです。 そんなやりとりが数日続き弟も段々怖くなり、電話が掛かってくるのがユウツになってきました。 ある日同じ様に又、電話が掛かってきました。 今度は電話の相手と最後まで付き合ってやろうと考えた弟は電話に出て 「私よ」の内容にまじめに返答をしていました。 「私って言われたってわからないから名前を名乗ってくれ」 「そう、わからないの。じゃお姉ちゃんにかわるね」 お姉ちゃん?初めての展開でした。 どんな人が出るのだろうと怖い反面… そのお姉ちゃんと言う人が理解がある人でこの電話を何とか止めてもらおう。 そうお願いするつもりだったそうです。 しかし電話に出たのが「ヴオーオー」と人間の声とも区別がつかない獣の咆哮のような叫び声でした。 それを聞いた弟はびっくりし慌てて電話を切りました。 その日は朝まで眠れなかったようです。 その次の日今晩もあの電話が掛かってくると考えるといてもたってもいられなくなった弟は 友人をよび事情を話し代わりに電話に出てもらう事にしました。 その友人も半信半疑で「本当か?」位の軽い気持ちで引き受けました。 そしてその日の夜いつもの時間になりやはり電話が鳴りました。 弟の変わりに友人が出ました。 「私、私って言ってるぞ。お姉ちゃんに変わるって。」 いつもの内容みたいです。 お姉ちゃんに変わった瞬間、友人は電話を「ワー」と悲鳴に近い声をあげ電話を切りました。 その時です友人がある事に気がつきました。 「○○、これ内線だぞ」 いままで気が付きませんでしたが、その電話は内線で家の中から掛かってきたものでした。 友人は逃げるように帰って行き、弟はその日も眠れず朝を迎えたそうです。 翌日、内線で掛かってきた事がわかり母に相談した所… 夜間に電話なんて鳴ってないし、そんな事ある分けないと言われました。 当時電話は弟の部屋と両親の寝室しかなく電話が鳴っていれば両親も気が付く筈です。 あまりに弟が真剣なので母は「次は私が出る」と言い、その日の夜は母と弟の二人で電話を待つ事となりました。 その夜の同じ時間。 やはり電話が鳴り即座に母が電話に出ました。 「こちらは火葬場です。」 母が大きな声で相手に言うと電話は切れました。 その日以来電話が掛かって来る事はなくなったそうです。 その話を聞いた私は半信半疑だったので母に聞いて見ました。 「そうだね、そんな電話が掛かってきたね。」 その時、私の疑いはなくなり、一気に恐怖心で身体が震えるようでした。 関係あるかわかりませんが、そんな電話があった時、朝弟が起きて開いている私の部屋を覗くと… まだ寝ている私の枕元に小さな女の子が座っていたのを見たそうです。 見た瞬間は頭で理解できず階段を下りる途中に‘はっ‘となり階段を再度駆け上がり私の部屋を覗きました。 しかし、少女の姿は無く就寝している私だけがいたそうです。
匿名さんの体験談 一龍旅館のレポートを読みました。 私の体験談を書かせて頂きます。 私も2003年にそちらの旅館に肝試しに友達5人と出掛けました。 友達が場所を知って居た為に迷わず着く事が出来ました。 友達の話しでは前来た時より崩壊が酷いという話しでした。 私は小さい時から霊感が有り今まで沢山の心霊スポットに行きました。 しかし、今までは笑える程度の場所ばかりでした。 ここは異様な空気を感じそれに拍車をかけるような牛ガエルの声が自分の神経をさらに尖らせました。 じゃんけんをしてグループ分けをする事になり私は3人グループで行く事になりました。 2人のグループが最初に行く事に決まりその2人は入口の前に着くなり怖じけづいてしまいました。 彼らを馬鹿にしつつも仕方なく私達のグループの番になりました。 レポートで読んだ限りでは私達は違う場所から入ったのだなと感じました。 左り側に山が有り山の斜面沿いの少し傾斜を降った所の旅館の壁が壊れておりそこから入る事にしました。 入ると真っすぐな道が有り右側に幾つかの部屋が有りましたが途中で階段を見付けた為に 私達は「やっぱり上だべ」と話し階段で2階に上がる事にしました。 2階に上がると右側の奥に扉が有り先ずはそこからだと感じ開けると左り側に池が一望出来、 レポートにも書かれてた池の中腹辺りに橋も有りました。 懐中電灯は一つしか無かったので、友達は持っていた携帯電話の明かりをライト代わりにしていました。 その時、左側の窓の外から携帯の保留ボタンを押した際の「ブーー」って音が聞こえてきました。 旅館は山の斜面に有る為、外は山です。 「携帯のボタン押し間違えてねぇ?」 と俺が聞くと 「いやもうポケットの中に締まっちゃってるから。」 と友達が言いました。 「何か音しねぇ?」 と俺が聞くと、友達2人は不安そうな顔でうなづきました。 1分ぐらいその音は続いていたでしょうか… その時です。 私が右側の部屋を見ると… ドラム缶を工事現場の格好をしたおじさんが部屋で転がしてるのが見えました。 私は見た瞬間に人じゃ無いと感じ、まずいなと想いました。 それを境に音が消え、友達が「やっぱり虫やな」と笑顔で言いました。 それから少し奥に歩いた瞬間でした… また音が鳴り初め、なんとその音は部屋から聞こえるのです…。 友達は青ざめた顔で音が聞こえる…と言い放った時です…。 「プーッ.プーッ.プー」電話の切れる音が旅館に鳴り響きました。 友達2人は悲鳴を上げ元来た道を走り始めました。 霊感が強い私は友達に霊が着かない様に後ろを走り周りを見渡しながら守る用に着いて行き 階段を一段、一段降りそろそろ1階に着くと思った瞬間!階段の脇に首の無い男の子が立ってました。 男の子と解った理由が昔の仮面ライダーのシャツを首本までボタンを締め半ズボンの中に入れてたからです。 首が無いにも関わらずその子は私を見てると脳裏で感じ… 友達が出口目掛け走ってるのを横目に私もその子を見つめて居ました。 危険を感じ走り出そうと思ったその瞬間、男の子が手を伸ばして掴みかかろうとしたのです。 私を連れて行こうとしているのか解りませんがそれを振り切る様に走り出しました。 その瞬間は自分にとってスローモーションのように場面が全て細切れで今でもその光景が忘れられません。 外に出て他の2人の真っ青な顔を見て外に居た2人も怖がり始めました。 私は手を併せて早く立ち去ろうと言いました。 帰りの車内は会話も無く、家路に着きました。 私は何十箇所も心霊スポットに行きましたが一龍旅館は一番怖い場所でした。 私は幾人の霊媒師にも霊媒師なれる程の力の持ち主と言われてるでこれだけは言えます。 霊感が有る方も無い方も行く際は気をつけて…
三重の人さんの体験談  私は三重県の心霊スポットを探索しているものです。 青山の総谷トンネルの記事を読みました。 一人で行かれたんですか? すごい人だと妻と感心してました。 そこで私が経験した話を聞いてください。 去年の夏、友人と二人で、三重県伊勢市にある廃墟のラブホテルに行ってきました。 そこは4階建てのホテルでした。 噂では自殺が数件あり、オーナーがノイローゼになり飛び降り自殺をしてそれ以降はわかりません。 場所は車通りが多い道から一本奥に入った道沿いです。 周りには数件ホテルもありました。 目的のホテルはすぐ分かりました。 霊感の強い友人はすぐに止めようと言いました。 友人いわく空気が違うらしいです。 大きな全長2メートル強の門があり飛び越えなければ中に入れません。 わき道を探しましたが入れるのは大きな門しかありません。 友人はビビッてしまい動きません・・・・私はなんとか門をよじ登り飛び越えました。 そして内側から鍵をはずし友人を招きました。 友人は嫌々ながら付いて来ました。 大きな庭でしたが正面玄関は、招かれたようにすぐに見つかりました。 ライトを照らすと受付が見えた。 薄暗いのではっきりしませんが大量のゴミ袋に生ゴミが散乱してました。 すでに変色した肉や野菜が見えた。 中に入ろうとガラス張りのドアを開けようと手を伸ばしたが・・ 虚しい「ガチャガチャ」という効果音が響いた・・・鍵がかかっていました。 私は友人と顔を見合わせて帰ろうというサインを送りました。 しかしいきなり突風が吹いてきたのです!!! 私たちは「??」の表情で突風が吹いた方角に向かいました。 正面玄関から左方向へ何も語らず歩きました。 ライトを照らすと数箇所ある窓の中に一つだけ割れている窓があって・・ 二人は顔を見合わせました。 まるでホテルの中に誘われるように窓に近づきました。 おそらく前に誰か進入した奴がいたんでしょう。 窓は外側から割られていました。 間違いなく中に入れる・・・私は友人に「どうする?」と尋ねました。 友人の返事は「行こう!」と力強い返答でした。 この瞬間に私がやっぱり止めようと言っていれば、人生も変わっていたいたでしょう・・・ 風に誘われるように窓に近づいた私たちはホテル内を懐中電灯で照らすと・・ 中は調理場のようで、タイル張りのシンクにゴミや生ゴミが散乱していました。 中は意外と狭く2畳ほどの部屋です。 生々しく包丁やまな板も置かれていました。 まず私が先に中に入る事にしました。 友人にライトを照らしてもらい床に飛び降りたところ・・・・ ヌメッた床で私は尻餅をつきました。 友人に気をつけて入って来いと注意を促してお尻を手で掃ったらびっしょり濡れていました。 床は水びたし・・。 不自然と思い辺りを見渡すと水道管から水が少量漏れているのです。 「???」 水道は止めてないのか?と思いつつ・・ 調理場を出ようとしたが友人が僕の服が真っ赤になっているのに気づきました。 「!!!血???」 ・・と思ったが匂いから単なるサビでした。 水道管が錆びていたのでしょう。 調理場には二つの扉がありました。 一つはおそらく受付につながってる扉だろうと思い、別の扉を開けてみると、そこは3畳ほどでしょうか・・ 畳部屋に古びたテレビと机、座布団が無造作に置かれていました。 おそらく従業員の休憩所です。 押入れの戸が半分開いていました。 友人が覗き込もうとすると、一瞬冷たい風が吹き布団が畳の上に落ち・・・・ なぜ?今落ちたんだ?私たちは死ぬほど怖くなり一度調理場に戻りました。 友人に聞くと押入れは覗いたが戸は触ってないとの事。 ただ事ではないと思い私たちは受付があると思われる扉を開けました。 薄暗い中ライトを向けると、やはり受付・・。 私たちは正面玄関から内側の鍵を開けて外に出ようと思い受付の机を飛び越えました。 が、次の瞬間私たちは嘔吐してしまう事に。 ものすごい腐臭がしたのです。 友人は本気吐いていました。 初めて嗅ぐ匂いだが、直感で死体の臭いと感じました。 始めに正面玄関をライトで照らしたとき見た肉は人の肉!!? ・・・友人はパニック状態。 かといって私も冷静ではありません。 夏なのに顔から足先まで凍えるような寒さ。 3分ほどでしょうか、私たちは正気に戻りました。 予断だが3分ほどパニックになった時の記憶は今でも思い出せません。 とにかく私は友人を落ち着かせ、ゴミ山(肉等)を蹴散らし、正面玄関の内側の鍵を探しました。 焦って探していたせいか中々、鍵は見つからない・・。 ガラス張りのドアを上から下まで見下ろしたが、ないんです!鍵がないんです。 その内、また腐乱臭が鼻にささりました。 もう気が狂いそうで涙や鼻水が止まりません。 さっき来た調理場から出ようと決心した僕は友人を抱え受付を越えてドアを開けようとノブに手をかけました。 「ガチャ、、ガチャガチャ、ガチャ」 開かない?????????なんで????? 閉じ込められた??? 「俺たちやばいよな??」 しかし返事がないので友人を見ると口から泡が吹きでて、目は白目・・ よく見ると脱糞しているし!!! 人間は極限の恐怖だと脱糞すると聞いたが本当でした。 そんな事を考えながら立っていたが意識が遠のく中、もう一度ゆっくり調理場への扉のノブを回しました。 「ガチャ」普通に開いたのです。 友人を抱え調理場に戻りました。 早く出なければ、友人を思いっきりビンタしました。 友人はゆっくり目を覚ましました。 外からは車の音も聞こえるし、光が眩しいほどに入ってきています。 二人はフラフラになりながら、外に出ました。 大きな庭・・。 最初は気づかなかったけどかなりの広さで、あの2メートル強の門が小さく見え距離を感じました。 私は必死だったが友人は、また気絶している・・。 友人を肩に抱え歩き出したが、重い、重い、60キロもない友人が100キロは超えているんじゃないかと思うほど重い。 どれだけ歩いたかわかりませんが私は意識がなくなりました。 目が覚めたらまだ、空は暗く夜だという事に気づいた友人は私より先に気づいていたのかタバコを吸っていた・・。 私もタバコを吸いました。 タバコを吸い終わる頃ようやく口が開いた「怖かったなあ?」友人はリアクションもなく、こう返事しました。 「ああ、怖いな」 渋く見えたけど、友人は脱糞しているんだ。笑 ようやく笑顔が戻ったが、友人は「さあもう一度中に入ろう」と言い出しました。 私は困惑しながら「なに言ってるんだ?帰るぞと」友人の腕をつかんだが、振り払われたのです。 まるで別人だ。友人はホテルの方に歩き出しました。 私は「やめろ!!!!!」と大きな声で叫んだが聞こえてない…私は夢中で友人を追いました。 夢中で友人を追いかけた私は、調理場の窓まで来ていました。 友人はいない、すでに中に入ってる・・。 私はこのまま帰りたい思いでいっぱいです。 しかし友人を置いては行けないし。 1分ほど悩み、中に入りました。 最初に入ったときは感じなかったが、調理場はかなり生臭い匂いが立ち込めている。 おそらく気のせいと自分に言い聞かせました。 従業員休憩所には友人はいません。 あの人肉の所へ行かなければ…普通の人のならとっくに帰って警察を呼んだりするんだろうけど・・ 私はなぜかそんな事も考えず友人を連れ戻す事しかありませんでした。 たぶんホラー映画やドラマの影響で主人公になったつもりだったのでしょう。 服で鼻と口を塞ぎ受付があるロビーに向かいました。 ドアを開けると友人が正面玄関の前で立っていました。 受付を越えて友人に近づくと・・ 人肉があるゴミ袋を漁ってありました。 私は目の前まで来たがゴミ袋には人肉などなかった。 ただの鶏肉が腐っていただけだったのです。 あとはレトルトカレー、野菜などが散らばっていました。 私が最初に感じた死体って思ったのは勘違いだったのです。 友人はゆっくり語り始めました。 「俺らはパニックだっただけで人肉などなかったんだ。確かに霊はいる感じがするけど・・ あのまま帰っていたら一生トラウマになるし確認しなければいけなかったんだ。」 なんと心強い奴なんだ! …でもこいつ気絶してなかった??? そして私達は無事に家に帰る事ができました。 友人のたくましさによりトラウマも残さず・・。
いちごさんの体験談 私が自分の部屋で体験した話をします。 私はそれまでは霊感もなく普通の生活を送っていました… 私の家は普通の住宅街にある普通の一軒家です。 私が中学2年生の頃 寝ていると夜中の2時に誰かに肩をゆっくりと揺さぶられているような気配で目が覚めました。 疲れがたまっていると思い私はもう一度寝ようと思いました。 すると、押し入れから何かが落ちてくる音が聞こえました‥。 私は中に荷物が一杯入っているから崩れてきたと思い、その日は何事もなかったかのように眠りにつきました。 次の日の夜また体を揺さぶられるような感じで目が覚めました‥ 昨日と同じ深夜2時です。 さすがに私も変だと思いましたが何もおこらなかったので眠りにつきました。 …次の日… 私はお母さんにその出来事を話す事にしました。 お母さんが私と『一緒に寝よ』と言ってくれました。 お母さんが私と寝た夜‥ お母さんがウトウトとしていた時・・ ちょうど深夜2時に母の肩を揺さぶるような感じがして母は目を覚ましたそうです。 特に母に何もなく母も再び眠りについたそうです。 やはりおかしいと思いながらも私はその部屋で寝ていました。 ‥その日の夜‥ 私は普通に目が覚め携帯を見るとまた深夜の2時です。 何か変な感じがし天井を見てみると・・ 天井に何か言いたげのように見下ろす30代グラィの髪の長い女の人がいたのです。 その後の記憶は覚えていません‥ 夢だと思い携帯を見ると起きた時にメールをしようとしていたままの状態の携帯が置いてありました。 私はその時初めて夢ぢゃ無い事にきずきました‥ その日から私は毎日のようにその人に深夜2時に起こされるようになりました。 私は寝る向きを変える事にしました。 するとその日からパタリとその女の人を見なくなりました。 それと同時に私の家では奇妙な事がおこるようになりました‥。 私には歳の離れた妹がいます。 その妹は私の部屋で正座をしながら誰かと話をしていました‥ 私のおばが亡くなった時・・ お寺の提灯の後ろにあの女の人がいたのです‥。 私だけが見たのではなく私の弟も見えていたみたいです‥。 誰もいないはずの階段・玄関で音がしたり‥ 鏡ごしに女の人が通りすぎたり‥ 不思議な現象が毎日何度もおこるようになりました。 家を建て直し私の家をガレージにする計画が。 2006年の12月には、二世帯住宅になる予定だったのですが、延期になッたりと…… 今もまだあの女の人が私達の近くにあらわれます‥。
匿名さんの体験談  ここの体験談の2005年7月ぶんの「男鹿プリンスホテル」のところを呼んでいて、 そのホテルがどういうところなのか知りたくなって検索サイトで検索したら、 検索結果の一番上に出てきたサイトで紹介されていました。 そのサイトの管理人さんは男鹿プリンスホテルに言ったときの事を綴っていました。 なにげなくスクロールしていったら、心霊写真が掲載されていました。 その心霊写真は右半分が赤くなっていました。 「赤は確か霊の怒りを表すんだよなぁ…」 と思ったら、突然パソコンのCPU冷却ファンがうなりだしました。 それまではよく起こる事なんですが、パソコンの隣においてあるモデムまでもが 音を立て始めたんです。と同時にCPU冷却ファンからも異常なぐらいの音が… ファンは通常「フゥーーーーーン」みたいな音のはずなんですが、 このときの音は「ブブブブブブブブブ」と明らかにおかしかったです。 普通は音があまりならないはずのモデムも 「きゅーきゅきゅきゅきゅ」みたいな感じの音を立てていました。 それでもその心霊写真をずっと眺めていたんです。たぶん5分ぐらい。 そしたら今度は頭痛がし始めました。脳みそを握られるかのような痛みです。 さらに、家族は皆寝静まっているはずの家で話し声が聞こえ出しました。 家の外の空き地にも何かいるような音がし始め、明らかに体調も悪くなっていきます。 ここまでくるとさすがに怖くなりました。 そこで、そのサイトを開いているウインドウを閉じると、モデム、CPUファンの異常音 がピタリと鳴り止み、頭痛もあの痛みが嘘かのように消え去りました。 あれはいったいなんだったのでしょうか…
健さんの体験談  僕今中学二年なんですけど。中学一年になるころの話です。 僕は友達の家に泊まり夜に肝試しにいく事のなりました。 その子は下に弟が一人妹が一人でした。 「親に言ったらぜってーだめいわれるし。黙っていこうぜ。」 そして出発しました。 その場所までは歩いて五分のところにありました。 つくまではあまりにも暇だったのでしりとりなどを五人でしていました。 しばらくしておかしな事にきずき 「ねー全部で何人だっけ。五人だっけ」 「は、お前ばかじゃね。数えてみ。1,2,3,4、・・・・・5」 「あれ誰だよ」 「健怖い」 「大丈夫。大丈V」 とか言ってる自分もとても怖がっていました。 「おい、せいので家に走るど。せいの」 はしているっ途中後ろから明らかに誰かがついて来ています。後ろから 「ま・・・て・・・・・・・ま・・・・・て」 でもいつまでたっても家に着きません。 「おいちょっと待て」 と言って停まりました。 前を見たら今まで見た事のない崖になっていました。 すると後ろから 「死ねばよかったのに・・・・・死ねばよかったのに・・・・・」 と言ってそれはきえました。 家に帰ってそれをきいてみると 昔そこで崖から落とされて死んだ男の子がいると言う事でした。
ベルさんの体験談  今から10年近く前の話です。 忘れもしない本当に不思議な体験です。 当時中学生だった私は、家族が寝た後一人で深夜番組を見ていました。 時間は12時15分前ぐらいだったと思います。 突然電話が鳴りました。 間違い電話ですぐに切れると思い、出ませんでした。 しかし電話は鳴り止みません。 あまりうるさいと家族を起こしてしまうので出る事にしました。 受話器からはガヤガヤとした雑音のような音が聞こえてきます。 それを聞いたとき、繁華街の電話ボックスから聞こえそうな音でした。 なので直感的に酔っ払いの間違え電話だと思い、軽く「もしもし?」と問いかけいました。 何度問いかけても返事がないのでなにか変だと思い、よーく耳を澄まして見ました。 すると、ガヤガヤとした雑音は周囲の音ではなく、言葉にならない男性の低いうめき声でした。 それと悟った瞬間電話を切りました。 その時は、なんだったんだ?という思いばかりで特に気にする事もなくテレビを見続けその日は寝ました。 後日、特に変わった事もなかったです。 今頃になって思い返しても何だったのか不明です。 いたずらなのか、はたまた幻聴なのか。 霊なのか・・・
神楽さんの体験談  私はK県のZ市に住んでいるのですが、同じ市内に廃墟になったアパートがあります。 2〜3年前、その近くを通ったときの事です。 その日、私は部活で帰りが遅くなったので、帰りを急いでいました。 そのアパートは、色々な噂があり、あまり近付きたいと思うものではありませんでした。 いざそのアパートの横を通り過ぎようとしたとき、私の体に異変が起きました。 体が全く動かないのです!体中から噴出す汗、全身を襲う寒気。 声を出す事すらできませんでした。 少しして、体が動くようになりました。 というより、「勝手に動いている」と言った方が正しいかもしれません。 私の意志とは関係なく、アパートの方へ進んでいきます。 入り口から最も手前の部屋。 私の足は、迷いなくその部屋へ向かっていきます。 ドアノブに手を掛け、開く。 立ち入り禁止になっているため、いつもなら内側から鍵がかかっているはずなのに… 恐ろしい事にそのときは何故か開いていたのです。 部屋の中は真っ暗で、何も見えません。 それでもなお、私の体は進み続けます。 とある扉の前で、足が止まりました。 その扉を開き少し進んだところで、顔に何かが触れました。 そこで、私ではない、誰かの記憶が頭の中に流れました。 優しく微笑む若い女性――――― しかし、その微笑みはすぐに消え、怒りとも悲しみともつかない表情になりました。 直後、その女性は消え、すぐに私の目の前に現れました。 しかしその女性はまた消え、そこで私の記憶に戻りました。 その瞬間、私の顔に触れたものは「縄」だという事が分かりました。 勘だとかそういったものではなく、なぜか確実に分かったのです。 その瞬間体中の力が抜け、その場にへたり込んでしまいました。 どれくらい、その場に留まっていたでしょうか。 我に返り、立ち上がろうとした瞬間… 目の前に青白い顔をした女性が現れ 「あなたにはまだ力がない・・・その時まで・・・少しだけ時間をあげる」と言いました。 急に怖くなり、アパートの部屋から出た瞬間、記憶が途切れました。 目を覚ますと、そこは自分の部屋。隣には、安堵の表情を浮かべる母、姉、妹。 話しによると、私はあのアパートの前で倒れていたそうです。 不審に思った人が全ての部屋の扉をチェックしたそうですが、全ての部屋に鍵がかかっていたそうです。 話しを聞いた後、起き上がろうとしたとき、首に何かが巻きついているのに気が付きました。 取ってみると・・・縄でした。驚いてそれを放り投げたのですが、家族にはそれが見えていないようでした。 そのとき以来、私の首には「私にしか見えないアザ」が残っています。 また、後日聞いた話なのですが、私が導かれたあの部屋は、その昔一家心中があったそうです。詳細は、 「母親が娘を刺し殺し、自らもトイレで首吊り自殺を図った」との事です。 その場所には、今でも天井の梁から縄がぶら下がっているそうです。 つまり、私が最後に立ち寄った部屋が、そのトイレという事になるんでしょうか? 「あなたにはまだ力がない・・・その時まで・・・少しだけ時間をあげる」という言葉の真意は? 私は、もう一度あの女性と出会う事になるのでしょうか?
狐火さんの体験談   これは、僕のおばあちゃんの友人が実際に病院で体験した話です。 恐怖体験をした某S病院は現在は廃墟となっています。 今から40年ほど前の事。 そのS病院は町の最高医療の先端に立っていて町のシンボルとなっていました。 患者の数も多く、それはもう活気にあふれた看護婦や医者でいっぱいだったそうです。 その中の看護婦の一人が友人Tさんでした。 Tさんは当時、S病院に配属されたばかりの新人看護婦でよく日直や見回りを任されていたそうです。 恐怖体験をしたその日もいつもと変わりなく、一日が過ぎ、そして深夜の見回りを残すだけとなりました。 時刻は12:30分を過ぎる頃。 当時は見回りの看護婦が2人病院に残るだけで、のこりの先生達は帰っていました。 もう一人の見回りの看護婦をナースステーションに残し、懐中電灯を片手に病院内の見回りを始めました。 夜中の病院の中は妙に涼しくそして、暗い・・・。 Tさんは見回りを始めてからすこし経った頃、背後に微かながら気配を感じたそうです。 振り向きましたが誰もいません。 Tさんはすこし怖くなって、見回りを早めに終えようとナースステーションに引き返そうとした時です。 「キュル、キュル・・・」 何かを押すような、引きずるような音が前方の曲がり角から聞こえてきました。 Tさんは患者さんがトイレにでも起きたのだろうと思い、曲がり角へと足を進めました。 その時、Tさんが曲がり角へと着く前に、曲がり角から人影が現れました。 Tさんはその光景をみて絶句したそうです。 それは、ボロボロのナース服を着て車椅子を押す亡霊でした。 Tさんはそのナースと目が合いました。 車椅子が一端止まります。 しかし、また再び車椅子をおして迫ってくるではありませんか。 Tさんは懐中電灯を放り投げて逃げました。 慌てて逃げたので壁に突き当たってしまいました。 近くにはトイレしかありません。 Tさんは無我夢中でトイレの一番奥の個室へと逃げ込みました。 「キュル、キュル・・・」 車椅子の音は妙に早く、そしてより鮮明に聞こえるのです。 ガタガタ。Tさんは自分が震えているのが分かりました。 そして、ナースがトイレの入り口の前を通過していきます。 Tさんはホッと胸をなでおろしました。 しかし、どうした事でしょう。 ナースが後退しながらまた戻ってきたのです。 ナースは車椅子を押したままトイレへと入って来ました。 Tさんのいるトイレは一番奥の4番目のトイレ。 ナースが一番目のトイレのドアを開けました。 「ギィーッ」静かなトイレの中ではものすごく大きく聞こえます。 続いて、2番目、3番目と扉を開けていきます。 ついに、ナースは4番目の個室の前で止まりました。 次の瞬間! 「ガタン、ガタン、ガタン!」 ナースがカギの掛かったドアを無理やり開けようとしているのです。 「いやぁ〜!」Tさんは叫びました。 Tさんが下の隙間から覗いて見るとそこには誰もいませんでした。 次の瞬間、隙間の上のほうから、ナースの顔がヌッと出てきたのです。 そのナースには眼球がなかったそうです。 Tさんはそのまま気絶しました。 翌朝、同僚の看護婦に発見されたそうです。 次の日、院長から聞いた話だそうですが… 昔この病院に務めていた若い看護婦が恋人に裏切られ自分の眼球を指でくり抜きそして死んだそうです。 Tさんは僕が3歳のときに亡くなって顔も覚えてはいません。 この話もおばあちゃんから聞かされました。 しかし、現にS病院は存在しているのです。 いまでも、あの病院に住み着き新たな「仲間」を求めてさまよい続けているのでしょうか。。
匿名さんの体験談  私と私の妹が、本当に体験した話です。 今から2年くらい前の事でした。 私の家の前には、森があり、そこに友達と秘密基地を作っていました。 ある日、雨が降ってしまいました。 けれど、友達は『こんな雨、平気!平気!』といったので 『まぁ。いっか』という気持ちで、傘を持って秘密基地へ行きました。 秘密基地に着いてから少したったときに、雨がやみました。 なので、傘を忘れて帰ってしまいました。 それから、傘を忘れている事に気づかず、夕方になりました。 この時、外はもう真っ暗でした。 たまたま、買い物の話をしていると、お母さんが、私と私の妹に 『傘、ちゃんとあるん??玄関に無かったけど・・・。』 と、たずねてきたんです。 そして、ようやく傘を忘れてきた事が分かったのです。 『森に傘忘れた!!』っていったら 『明日雨やのに傘が無かったらどうするん??今から持って帰ってき〜。』 といったので、仕方なく取りに行きました。 森に入るのは、1人ずつ入って行こうと決めました。 1人で入るのは、段差があって上るのは大変なので 私が妹を下から抱えてのぼらしました。 妹は上った所で、すぐに降りてきました。 降りてくるときの妹の顔色は悪くなっていて 降りてきたら腰を抜かしてその場に、座り込んでしまいました。 腰を抜かした妹はガタガタ震えて、声もなく泣いていました。 そのときの妹は、あまりの恐怖で声が出なかったような感じでした。 妹をなぐさめようと、近づこうとしたんだけど まるで、金縛りにかかったように、体が動かなかったんです。 私の視線が森のほうになぜか向きました。 すると、白いワンピースを着た髪の長い人が音もなく通ったのが見えました。 結局傘は、近くの家の人にとりに行ってもらいました。 後で妹にどうしたか聞くと 私と同じものを見たそうです。    私はそれを隣の家の子に言うと『ここの森は、お墓みたいなやつが3.4個あるんやで』 と聞いて、もう怖いしビックリしました。 それからというものの、 いもうとは、布団にもぐっているときに、足をつかまれ、おくに引きずり込まれたり 私は、霊感が強くなって霊が見えるようになり、人に霊がついているかも 分かるようになり、霊が見える人と相談しています。 時々霊をはらえる事ができるので、はらってあげています。 すると、楽になったという人もいます。
吉川理香子さんの体験談  これは、先日私が体験した話です。 私の家はかなりの霊たちがいるらしく、家族ほとんどが霊を家で見てるのですが、、 とくに私には霊感もなかったので気にしてませんでした。 あの出来事がおこるその日までは、、、。 その出来事は一つではなく様々なものでした。 まずひとつ、、。私の家に友達が泊まりに来ていた時。 ベットの上で友達3人とお喋りしていたときに 一人の友達の顔色が急変したのを私は見てしまいました。 その友達は私にその理由を教えてくれませんでしたが、、 後で聞いたところ、友達はこう言いました。 「理香子の部屋にだれかいたよ。」 「どうして?」 そう私が聞くと、、 「ちょっといいずらいんだけどね、あの日あたしみちゃったの、、。 理香子の部屋のベッドの隙間から冷たい風みたいなものを感じたの。 だからちょっと覗いてみたら、真っ白な顔した女が目を真っ赤にして、、 あたしの手をつかもうとしたの。」 それを聞いた私は怖くなりギャーと叫んでしまうほどでした。 次は私が実際に見た体験です。 その日塾から10時ごろかえってきた私は、ご飯を食べていました。 お母さんとお父さんはもう寝るといって、1階の居間には、私1人になりました。 お風呂に入ろうと思い立ち上がった瞬間、、。 突然、首を左右に振って異常に目玉のでかい男が私を睨みつけてきました。 いったんその男は消えました。 私は怖くなりましたが、風呂に入りに風呂場に行きシャワーを浴びていると物音が聞こえてきました。 嫌な予感がした私は、振り返った瞬間、先程の首を左右に振っている男が私を掴もうとしてきました。 私は気絶してしまいました。 そして、目が覚めて、夢と思いましたが、、 私の背中には、大きなシミのようなものができていて、それが人の顔のように見えました。 私は呪われたのかも知れません、、。
卒業生さんの体験談  えっと、私の学校は校舎は古いんですが、体育館とプールはわりかし新しいんです。 この話はそれにまつわる話&体験談です。 何年か前、プールと体育館の建て替え工事が行われました。 当時は体育館とプールはそれぞれ逆の位置にあったそうですょ。 3年生にナナコという女の子がいました。 ナナコは苛められていました。 ある日ナナコは大切にしていた髪飾りを体育館のどこかに隠されてしまいました。 まぁナナコは髪飾りを探しに行ったワケで。 そして悲劇が起きました。 ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ 体育館が崩れてしまいナナコは生き埋めにされました。 死体もそのまま埋めてしまったそうで。 この話を去年の夏、夏休み中の学校のプールで友達に聞かされたワケで。 そのトキは着替えるのが遅くなった私達しか残っていなかったワケで。 (ぇえ。やめろょ。ちょ怖いヵラ・・・。) 私は内心ビクビクしながら、冷静を装い、その話を聞いていました。 と、その時。 下から物音が聞こえてきました。 (おょ?まだ私達の他に誰か残ってんのかな?) 私は確認すべく下に降りていきました。 私達がいた更衣室の下は機械室といって、ポンプやら掃除用具が置いてある部屋があるのです。 私はドアを開けて、中の様子を伺いました。 (ぅおぇ〜・・・ くっさいなぁ・・・。) 機械室の中は酷い臭いがしました。泥と腐った水と鉄が錆びたような。それが全て混じった臭い。 私は誰もいないコトを確認すると足早に皆がいる更衣室に戻りました。 戻ると、皆は円を描いて床に座っていました。中央には紙に十円玉。 (こいつはもしや・・・。) 『ほら、○○○(私の名前)早くこっち来て座って。』 (コックリさんっすか。何故にあんな話を聞いた後にしようとするかな。何故ココで?) まぁ抗うコトもできずなかば強制的に参加させられたワケで。 で、やってくウチに異変が。 更衣室に異臭が漂い始める。泥と腐った水と鉄が錆びたような。それが混じった臭い。 そう、機械室の臭い。 『何、この臭い。』 『やだ・・・。頭痛くなってきた・・・。』 『窓開けるよ!』 『ダメ!!!コックリさんの途中で手ぇ離しちゃダメなの知ってるでしょ・・・!』 ぃやもう皆パニック。なにがなんだか。 でも私はその中でたしかに見た。この目で見た。 更衣室のドアには高い位置に小さな窓が付いている。そこに、   少女がいた。        泥と血にまみれた少女がいた。                     顔が潰れた少女がいた。                               こっちを見ていた。                             『ぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』 だれかが叫んだ。少女は消えた。しばらく私達は呆然としていた。っか腰が抜けて動けなかったんだけど。 で、コックリさんに使っていた紙に目をやると、それは破かれていた。人間の手では有り得ない程に細かく。 私達は正気に戻り、一目散に更衣室を後にしました。 学校からの帰り道、誰一人としてその話をする人はいませんでした。 アレは、なんだったんでしょうね。ナナコなのかそれとも別のなにかか。 どっちにしろ私は霊感が強いほうではありません。 そんな私にまで見える程、力の強いモノだったのでしょう。 ぃや、怖いね。   
りんさんの体験談  昨年、タイに旅行へ行った時の事。 その頃私はひどい不眠症にかかっていて、薬を飲んでも眠れず2〜3日に何時間か眠れる程度でした。 友達は私のひどい不眠症をよくわかっていてくれて、眠れない私に気を使ってくれる優しい友達でした。 最初、バンコクに2泊した後、我々はパタヤという所に移動し昼過ぎに到着しました。 部屋は見晴しがよくまあ広い感じでしたが、古くて独特の匂いがなんだか鼻につく部屋でした。 2人で安い旅行だしいいねと言いつつ、2人で喋っていました。 そして、夕方から町へ繰り出して飲みにでもという話になっていました。 そこまでは私も覚えているのですが… 何が起きたかいきなり、私はベットで眠りこけてしまったのです。 友達は薬でも飲んで効いてきたのだと思い、気にせずゆっくり時間を過ごしていたそうです。 私も久しぶりに心地よい、でも浅い眠りに落ちました。 実は薬など飲んでいなくて不思議でしたが旅の疲れという事で説明もつきました。 シングルより若干広いベットでうつ伏せで心地よく寝ていました。 寝ている時にベットの周りをぐるぐる回っていたずらをしていました。 かすかに足が見えてベットのスプリングがボヨンボヨン揺れて体に振動が伝わってきたのですが… 旅行にきてすぐ寝る私に対して寂しかったのかと思いつつ、眠気に負けて寝てしまいました。 ずっと半時計周りにぐるぐる回っていて意外に飽きない人だなとおぼろげに思っていました。 いきなり、どしん!と揺れたのでさすがに怒ったのかと思って起きてみました。 ごめんね、もう起きるから許して〜と起き上がると、すでに日が暮れて部屋は暗くなっていました。 隣を見ると友達はベットでぐうぐう寝ていて、寝たふりをしていたようなので笑いながら、 「寝たフリしないで起きてよ」 と揺らすと友達は気持ちが悪いと言っていきなりトイレに駆け込んでいきました。 暫くして、友達に訪ねるといきなり寝たから仕方なくテレビを見ていたそうです。 テレビを見ていたら急に気分が悪くなって、ベットに横になって寝てしまったという事でした。 「じゃあ、ベットで悪戯したのは?」 私が訪ねるとそんなの知らないというのです。 「シングルベットの上に乗って周りを大の大人がぐるぐる回れるわけないでしょ。」 と諭されてしまいました。 「しかも、暗くなるのが嫌だから点けていたテレビをわざわざ消す事ないでしょう。」 とも言われました。 起きた時、確かにテレビは消えていたのです。しかもベットの上をぐるぐる回っていたのは一体? 友達も起きてからトイレにいってすっかり気分がよくなったと言っていました。 次の日、部屋を変えてもらいました。 一体何が起きたのか、今でもわかりません。
マスターさんの体験談  昔、私の住んでいた家の近くの公園内に「幽霊階段」と呼ばれる階段がありました。 何故、そのような名前になったのかは不明ですが… 何処にでもよくある「昇る時と降りる時では段数が違う」などという噂は時々、耳にしていました。 実は私はその幽霊階段でとんでも無いものを目撃してしまったのです。 そこは人通りも無く私自身も滅多に通る事の無い場所なのですが… その日は用事があり家に帰る途中でした。 公園内を通り抜けた方が早かったので真夜中の一時頃だったのに関わらず 私は幽霊階段を通って帰る事にしたのです。 その公園は城跡を公園にしたところで今では城は残っていないものの 石垣は綺麗に残っていて規模もかなり大きな公園でした。 昼間はそこそこ賑わっているとは言え流石に午前一時にもなると 公園内には誰もおらず辺りは静まりかえっていました。 私は幽霊階段に辿り着き、階段を昇ろうと足を踏み出した瞬間の事です。 階段の上の方からポン…ポン…と跳ねるように何かが転がってきたのです。 「サッカーボール?」 私はその光景を見た瞬間、そう思ったのですが…今は午前一時…そんな馬鹿な…。 そう思いつつ目を凝らして見ると…ボールでは無い! なんと男性の生首! 髪の長い男性の生首が私を睨み付けながら… そして少しニヤリと微笑みながら階段の上から転がってくる! 頭がその信じられない光景を理解する頃にはまさに私の目の前まで生首が転がってきていました。 逃げよう!と思った瞬間、生首は私の体に直撃してス…と消えていきました。 一瞬、体の中を冷たいものが通り抜けたような、そんな感覚を覚えています。 辺りを見渡してもさっきの生首は何処にも見当たりませんでした。 その後、足早に幽霊階段を昇り無事に家へと帰る事ができました。 安易に深夜という時間帯に城跡に足を踏み入れてしまった事を後悔しました。 あの生首は明らかに私を脅かす為に現れたのでしょう。 「私を見て驚け」と言わんばかりの嫌味な笑みが今でも忘れられません。 恐怖…というよりその生首の笑みを見てムカつきすら覚えました。 今度、出くわしたらサッカーボールの如く蹴飛ばしてやろうかと思ったくらいです。 しかしその後、私の前にその生首が現れる事はありませんでした。
OGAさんの体験談  私は霊感があるのか、居心地がいいのか、 よく不思議な体験をしたりします。 その中で強く印象に残っているものを紹介します。 ちなみに私は今、中3です。 一番強く印象に残っている事です。 江東区立東陽小学校という学校が東京にあります。 私の母校です。当時学校はピッタリ100周年でした。 そのため不思議な事を体験した児童も少なくありません。 私も聞いたり見たりですが、一番初めに体験して一番怖かった事があります。 ある日、私とFとTとSでかくれんぼしてました。 使う部屋は図書室・トイレ・体育館のみ(3つとも、同じ廊下にあります)。 あと5分でチャイムが鳴るので、最後の1回は2人で組む事に。 私とTが鬼、FとSが隠れます。廊下の突き当たりにある体育館に入りました。 実は、この週は体育館は使用禁止でしたが、鍵さえあれば入れました。 私は学校代表だったので、鍵を職員室から取るのは簡単でした。 鍵は私が持ち、ドアをあけました。2人で耳を澄ませながら体育館に入りました。 すると・体育館の右上の放送室の窓から、誰かが覗いてたのです! (体育館の放送室は体育館の舞台裏の階段からしか入れません) 男の子のように見えました。Tが「今、見えた?」と言いました。 私は返事できませんでした。なぜなら左の方から視線を感じでたからです。 しばらく沈黙。「ねえ、出ようよ」とTが私のシャツを掴みました。 Tを見た瞬間、舞台のカーテンが「シャーッ」と動く音が。 見ると、カーテンが激しく動いています。「キィー」という音が続きました。 その瞬間・「ガタガタッ」と何かが落ちる事が永遠と・ 怖くなり、体育館から2人で飛び出し、図書室に入って「今の、FとSだよね」 と自分に言い聞かせるようにTと話しました。 しかし、想いは裏切られました。FとSは図書室の本棚の影からでてきて 「どうしたの?」と言いました。私が説明してる間にTは気持ち悪くなり、 FとSがTを保健室に運びました。私は鍵を閉めなきゃと、体育館にもどりました。 カーテンは元どおり、しーんとしています。だけど、私は見ました。 放送室の窓から男の子がこっちをじーっと見ていたのを。
OGAさんの体験談  小6の時の事。 日光移動教室があり、カメラを持っていきました。 二日間でかなりの量を撮影しました。 三日目の最後の日。 部屋をキレイに掃除した後。 記念にと窓際でみんなで撮ったりしてはしゃいでいました。 最後の一枚を友達が「あんた一人を撮ってあげる!」と言い、 私は窓際に立ち、両手を広げてTの字の状態でパシャリ。 数日後、現像した写真をみんなで見せ合いました。 すると、友達の一人が「何これ・・・」といって、顔を歪ませてました。 その友達は私の写真を見ています。 最後の私一人が移ってる写真。 私もその写真を見ると… 右肩に目に窪みができたお年寄りの顔がはっきりと白く映っています。 左足首には両手がしっかりと掴んでました。 一ヶ月後、私が踊り場から落ちて左足首を骨折しました。 休み時間、階段をゆっくり降りながら友達とおしゃべりしてました。 階段から30cm以上も離れていたのに、誰かに左足首を 引っ張られたような気がしました。 左足が後ろにざぁっと滑り、反動で前にのめり、頭から落ちました。 普通なら死んでたでしょうが、打撲を何個所か、左足首の骨折で済みました。 それからあの写真が妙に気になり、千葉の祖父祖母の近くにある、 霊感の大変強い方の家に行き、骨折の事、日光での事を話し、写真を見せると… 「右肩にいる方はあなたの守護霊です。 おそらく、四代前のご先祖様でおじいさんですね。 左足を掴んでいるのは女の子です。 とても悪い気を感じます。 イジメられてこの場所で自殺した女の子です。 誰からも好かれる貴方が恨んでいます。 守護霊は彼女から貴方を守りたかったのでしょう。」 母が行って聞いてきたのでそれ以上は詳しい事は分かりません。 守護霊は今も私の肩にいるそうですが。
ポストさんの体験談  この話は、私の友達の友達が、体験した話です。 その体験した場所は、埼玉県のN市のとあるマンションで起こりました。 そのマンションは、私の家のすぐ近くです。 さぁ本題に入りましょう。 ある3人家族がいました。 ここでは、お父さんをA おかあさんをS 子供をDとしましょう。 1999年のある日、Dが、たんす部屋に行き、座って天井を見ていたので Sが「何してるの」と聞きました。 Dは、「あそこに知らないおじいちゃんがいるの」と天井を指差しました。 その夜。 AとDは、金縛りにあいました。 足元のほうには、ふすまがあります。 そのふすまが、ゆっくりとゆっくりと開いていくのです。 そして5cmぐらい開いたら、青白い4本の指が、見えたのです。 でも、AとSは、金縛りで動く事も、叫ぶ事もできません。 50cmぐらい開いたでしょうか・・・ そしたら、長い髪の女の人が見えました。 その女のひとが、こっちを向いたのです。 その人の、顔が、血で染まっていたのです。 ゆっくりとゆっくりとちかずいてきたのです。 と、そのとき電話が鳴りました。 その瞬間に、金縛りがとけました 女は、「チッ」と舌打ちして消えました。 電話をかけた人は、仲のいい親友でした。 次の日。 家に霊能力者の方をよんで、家を、見てもらったそうです。 霊能力者は「あなたたちは、あの電話がなかったら死んでいたかもしれない」 といわれておどろいたそうです。 その日の夜は、3人でホテルに泊まったそうです その後、家族は急遽大阪に引っ越したそうです。 現在もそのマンションは住居として存在しています。 マンションから100メートルぐらいのところに、 「別れ道」という、バス停が有ります。 そのマンションは、大昔処刑場だったそうです。 その、処刑される人の家族などは、(親戚とか) 別れ道という場所までしか行けなくて、その先は、一人で行くそうです。
RAIさんの体験談  これは、私が実際に体験した出来事です・・・ それは、夏の蒸し暑い日の事でした。 私は、仲の良い友達と2人で家からそんなに遠くないカラオケに行きました。 そこは、昔からあって外観も内観も古く、歌っていていると隣の部屋の音が聞こえる程古かったのです。 その日は、2階だったので階段をのぼるとカラオケらしくなくシーンとしていました。 2人とも、初めて行ったカラオケではなかったので、あまり気にせず2階の17号室に行き歌い始めました。 歌ってどれくらい経ったのか分かりませんが・・ 薄い壁の向こうから廊下を裸足で走る子供の足音が聞こえてきました。 『バタ・・バタバタバタ』と。 私達は、歌うのに夢中でそんな事気にしなかったのですが・・ その足音は、だんだん大きく近くなってきたのです。 うるさくなってきたので、私は廊下に出てみました。 しかし、シーンとしていたのです。2階には、私達以外いないようでした。 私達は、1階から小さい子供が来たのかな?と、それくらいしか考えていませんでした。 また、しばらくすると足音が・・・ すぐに、私が窓から確認したのですが誰もいませんでした。 私が、不思議そうにソファーに座ると・・ 薄いレースのカーテンの隙間から青白い子供の細い腕が、にょきっと出てきたのです。 友達と顔を見合わせて、またそれを見たのですが、その時はもう腕はありませんでした。 また、廊下をみたのですが誰もいなかったのです。 ここから、どれだけ早く走っても階段にたどり着くまで多少時間がかかるし・・ ここから階段は一直線なので子供がいたら分かる・・・ だとしたら、あの腕は? あとから気ずいたのですが・・ いくら背伸びをしても子供が腕を伸ばしても届くわけがないのです。 外を大人が通っても頭しか見えないので・・・子供の腕なんて無理だと。 友達も見たという事で、そのカラオケには一切近づかなくなりました。 今、そのカラオケには『都合により閉店いたします』と書かれた紙が貼ってあります。 カラオケと、あの子供が関係あったのかは不明ですが 霊を信じない私でも、世の中には説明出来ないものもあるんだなぁと 思うようになりました。
あひるさんの体験談  今から数年前のお話です。 南国生まれの私はスキーをやった事がありませんでした。 一度、スキー場のバイトをやってみたいと思い、求人雑誌を買いました。 雑誌には北海道ニセコにあるAスキー場の募集が載っていました。 さっそく電話をかけて履歴書を送り採用が決まりました。 契約は11月半ばから5月のゴールデンウィークまでだったのですが、、 最初は雪がなかなか降らずゴンドラの回収の練習をしたり雑用をしたりだったのです。 12月に入り雪が降り出し営業開始して1ヶ月が経とうとしていたある日の事それは起こりました。 そう忘れもしない12月30日です。 部屋は2人一緒の合い部屋なのですが、雑談をして床についたのがおよそ0時ぐらいだったと記憶してます。 朝方、目が覚めて何故か「ああ、そういえばここで死んだ人いるんだなぁ」と心の中で思ったのです。 その瞬間、目は開いているのですが頭の中で山の頂上付近から 何かとてつもない物がこっちに凄いスピードで向かって来てるのが分かりました。 やばいと思い電気を点けようと思ったのですが… 友達が寝てるので迷惑になると思いそれは止めました。 その瞬間、頭の中で ドーーンッッ と凄い音がして私の布団の周りを凄い勢いで 「パタパタパタパタパタ!」 と、人が走り回っているのが分かりました。 もちろん体は動きません 凄く長い時間だったような気がしましたがおそらく1分ぐらいだったと思います。 私は仰向けに寝ていたのですが、丁度右斜め上の辺りに気配を感じていたので 何とか見てやろうと首と目をそちらに向けようと頑張ったのですが金縛りに遭い 中々動きませんでしたが少しずつ首を動かしていたようです。 それが視界に入ってきました。 幽霊っていうより、黒い霧みたいなごわごわした物がうごめいていました。 その時に友達が う〜〜ん っと寝返りをうちました。 その瞬間、金縛りが解け我に返りました。 今の出来事が気になり時計を見た時は4時過ぎでした 一応、この日の出来事はこれで終わったのですが、これにはまだ後日談があるのです。 金縛りに遭った日は、何故か体がだるかったのですが、忙しい事もあり仕事に行きました。 途中で明らかに熱が出てるのが判るぐらいに寒気がして体もだるかったのですが何とか頑張りました。 寮に帰り、管理人のおばちゃんに体温計を借り計ると38度8分でした。 きついのでそのまま布団に入り寝ました。 早く寝た事もあり朝方早くに目が覚めました。 時計を見ると4時でしたが冬の北海道は4時だと真っ暗です。 トイレに行きたくて起き上がろうとしたのですが、どこかが変なのに気づきました。 そうなんです左手が変なのです。 というより、左手のみ別の人間が操っているが如く勝手に動いているのです。 そのままトイレに行きましたがその間中ずっと何もない所を殴ったりしているので 「脳がやられたのか?」ってびっくりしました。 トイレを済ませ部屋に帰ろうとしましたが、今度は左足が意思に反して勝手に動くのです。 廊下でバタバタと凄い速さで足ふみしたり、左手は廊下の壁を叩いたりもう手をつけられない状態でした。 右手で左手を押さえ込んだりしてましたが、物凄い力だったのを覚えていま。 その後部屋に帰り1時間ぐらいでその体の異変は治まったのです。 壁や床を叩いたり床をバタバタとかなり大きな音をたてたのですが… 誰もこの事に気づかなかったのが不思議でした。 ここは音が響く場所ですし、何よりも管理人のおばちゃんはその時刻には起きていたとの事でした。 こっからは笑い話ですがその後は5月まで毎日食堂に侵入し、 塩を貰い「ふりかけ」と称し友達と2人で頭にかけて寝ていました。 当然部屋の中、頭、布団は塩だらけでざらざらしています。 これだと幽霊もこれませんね。^^ この話は実際信じられない人もいると思いますが事実です。
蓮さんの体験談 私が13歳の時6歳離れた姉が独り暮らしを始めたので姉の住む家に行きました。 ちょうど夏休みだったので、姉の家に泊まる事にしました。 でも、部屋が妙に暗い、明るいのに暗い、それに妙に息苦しかったのです。 昼は姉と買い物に行ったので部屋を離れる事ができたのですが・・・・ その夜の事。 「1時になるから、もう寝ようや」 そう姉が言ったので寝る事にしました。 夜、なぜか目が覚め人の気配が・・・ 気配のする方を見ると髪の長い女の人がじーとこっちを見ていたのです。 怖くて動けなくなりました。 意識が飛ぶように目の前が暗くなりました・・・ 朝になり姉に聞くと姉は 「実は、うちも女の人を見たんよ・・でも蓮が見た人と違うんよね・・」 姉が言うには、ある日の夜急に息苦しくなって目を開けると・・ そこには天井から垂れさがる女の人がいたそうです・・・。 そんな事やさまざまな霊が見えたりしたので姉は引っ越しました。 気になって姉が住んでいた地域の事を調べると・・ 戦争中に空襲にあって亡くなった人も多かったようです。 その当時の人は神社を頼りにしていたのです。 姉の家の近くに大きな神社がありました。 姉の家は、霊の通り道、亡くなった人が神社に行く通り道なのかも知れません・・・。
編集:心霊スポット写真館


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