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この土地には日本がまだ高度成長期だった頃の活気の面影が残っている。
大雑把な時代だったけど今よりもっと人々の笑顔があった。 そんな時代背景が反映してか軍艦島は通常の廃墟で見る暗い部分は無く何処と無く明るくそして暖かいのだ。 例え朽ち果てて荒れていようとも廃墟は当時の人の生活、そして心までをも映し出すものである。 もし軍艦島が二十年遅く閉山になっていたのなら今のような姿では残っていなかっただろう。 不景気に飲まれ悲しみの痕跡が残る土地になっていたかも知れない。 昭和49年、黒字のままの閉山が良い形で軍艦島を残す要因となったのだろう。 軍艦島は正に廃墟美の最高峰と呼ぶに相応しい場所だ。 この先、私が軍艦島に訪れる事は無いだろうがこの日の思い出と写真は大切に残していこうと思う。 貴重な体験を…思い出深い一日を有難う。 |